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イースタンミシガン大学のJapanese Student Association (JSA)による日本祭りが土曜日にボーエン・フィールド・ハウスで開催されました。日本の食べ物や伝統的なパフォーマンスなど、多くの日本の文化が紹介される催し物でした。
この祭りの目的は、日本文化への意識をひろめ、日本に興味がある学生が再び日本文化に触れる機会を提供することだとJSAのジョアン・マルチネス会長は説明しました。
「多くの学生達にとって、日本の文化に直接触れ、進んで勉強することが難しい時が続きました。」とマルチネスさんは話します。「しかし、日本文化に触れることも日本語の授業を取る際に得られる経験の一部なのです。EMUでの日本語の授業はコロナ禍によりオンラインで行われていますが、この祭りが学生達の日本文化への興味を再びかき立てる手助けになればと考えています。」
たこ焼きや焼き鳥、焼きそばなど、日本の祭りで人気がある様々な食べ物が無料で提供されました。
参加した人々は折り紙や書道、おにぎり作りを楽しみ、伝統的な日本文化の多様な側面を体験することができました。
こういった機会の提供が、EMUコミュニティのために日本文化への意識を広めるというJSA活動の根幹にある使命です。
JSAのトバイアス・ブラッケン書記官は「日本文化について学ぶだけでなく、その一部分を体験できるのが面白いと思います。」と話しました。
また、祭りでは、食べ物の提供や文化活動の機会提供だけでなく、日本の伝統文化と現代文化の両方を紹介する5つのパフォーマンスも行われました。
ミシガン州を拠点に活動するSakura Japanese Instrumental Group が最初に演奏しました。太鼓、笛竹、箏など、様々な日本の伝統的な楽器を使い、美しい日本の音色を奏でていました。
そして、次に観客を招いての盆踊りが行われました。盆踊りはもともとは先祖の霊を迎えるために行われた日本舞踊です。今では宗教的な意味合いは薄くなりましたが、お盆行事の大切な一部だと考えられています。お盆は夏に日本で行われ、多くの日本人が故郷に帰り先祖に感謝する行事です。
その後、EMUの剣道部によるデモンストレーションが行われ、侍の真剣による実戦を元に生まれた武道である剣道を紹介しました。剣道は、実際の刀を使わないで実戦を訓練するために発展したものです。
伝統的な鎧を身につけて色々な剣道の技術を紹介し、デモンストレーションの最後には観客も実際に竹刀を持ち、剣道の基本を学べるセッションも行いました。
祭りでは、日本のポップカルチャーも紹介されました。グランドラピッズを拠点とする「ChiRi Girls」というグループは、「すきっ」や「タピオカミルクティー」など、有名なJ-POPのカバーを歌いました。
最後のパフォーマンスは柔道でした。EMUの柔道部は、柔道が「柔(やわら)の術」と呼ばれるゆえんとなる技術とテクニックを紹介しました。柔道は素手の武道で、剣道と同じように実戦を訓練するために発展してきました。
柔道には対戦相手のバランスを崩すことによって相手を持ち上げて地面に投げる手法があり、また相手を床に押さえて勝つための手法があります。
すべてのEMUの学生がJSAの行事に参加できて、一般にも公開されました。JSAの情報については、JSAのジョアン・マルチネス会長(jmart152@emich.edu)にメールを送ってください。EMUの剣道部の情報については、チャーリー・コンデック(charliekondek@gmail.com)にメールを送ってください。